闇は我々とともに

昔好きな人ができたら、言ってみたかったセリフなのよ。

今はもう怖くない。貴方のそばなら、喜んで光をより輝かす闇になろう。

たとえ光に飲み込まれ……飲み込まれても本望だ。

妹は私がいないとダメなんだけど、私もあの子がいないとダメなようね。

怖い時、妹のことを思い出すと堪えられる。

指揮官、闇に堕ちるというのなら、エレバスに狩られる準備をしてちょうだい。

報酬？身につかないものだ。取らなくてもいい。

死んでも任務をやり遂げたい執念は、ずっとまとわりつくものなのよ。

この体を通して、亡者の囁きを伝えてあげるわ…

この暖かさ……嫌いじゃないかも。

これからもずっと、妹を守り続けるわ。

命尽きかける彼女たちに、居場所を掃除してあげることだけ。

私の役目は死をもたらさない…

探検隊を載せて北極に向かい、そして二度と戻ってくることはなかったから、深淵、という意味合いでは、確か…

指揮官、エレバスはずっとここで貴方の召喚を待ってるわ…

貴方なただったのね？指揮官。私、エレバス――遥か遠い暗黒の世界から、貴方の呼び声を聞いてやって来たの。